本堂へと入場致しますと、約50畳の下陣と同じく内陣の姿が目に入ります。
下陣・内陣の境には京都の人間国宝故松久親子の手により彫刻された
十六羅漢の欄間
当時松久仏師は当院に於いて泊まりこみにて
彫刻された当山の寺宝の一つです。
亦本堂玄関の彫刻や内陣に祭祀される数多くの仏像も同じく
同仏師の作と称されております。
本堂内陣中央に安置祭祀されるは日蓮宗大曼荼羅御本尊
その御前に安置祭祀されるは釈迦如来坐像
鎌倉時代に造佛された拈華微笑釈迦如来坐像で御座います。
国内各地の仏像としては数少ない佛さまであり、左手に未開蓮華を持たれ
右手にて一指二指にて捻じかざしておられます。
この佛様の台座には全国檀信徒一同有志一同が諸願成就世界平和を
念じた写経が収められています。
年に一度その年に納經されたる写経を収めます。
私達が日々生かされている自分を悟り感謝の誠を御捧げ致しましょう。
(十六羅漢 欄間 作 人間国宝故松久仏師)