観音様への参拝をすまされましたら、
楠木の大木の横を通り少し階段を下りて戴くと、
右側に御地蔵様の御姿が目に入ります。
このお地蔵さまが茲の地に祭祀されたのは、
当院が現在の地に移転し、
この地を開墾中たまたま聖徳太子の時代
に埋葬された方の古墳が発見されました。
その古墳跡からはほぼ完全な形の
土器が発見され、今もなお当山の宝物の
一つとして保管いたしております。
当時は、奈良教育大学の考古学研究所の
方々が発掘調査され、その跡にこの御地蔵様を
祭祀し古墳に眠る御霊の御供養のために
建立されました。
亦、その奥には石材製の十三塔が祭祀
されております。
奥之院への御参拝は如何でしたでしょうか。?
それでは次に観音様への分岐に戻りましょう。
左側には当院梵鐘堂
当、梵鐘堂に於いては、毎年
大晦日午後十一時半より翌年元旦の0時半に
亘り当日御参拝の老若男女を問わず
御参加皆様の個々の想いを梵鐘に託し唱題する
御題目の響きと共に、百八回梵鐘を打ち鳴らし
除夜の鐘の打鐘祈祷法要を勤めております。
皆様も、一度寒さの中この除夜の鐘打鐘祈祷法要に
参加してみませんか。
一同喜んで御待ち申しております。
除夜の鐘打鐘終了後には、当院本堂内にて
初護摩の炊き上げ祈祷を勤修致しております。
新しく迎えた新年度の無病息災
家内安全等の御祈祷が営まれます。
山頂に祭祀する処の世界平和観音菩薩立像
太平洋戦争末期、当院開基日愼薩が発願の元
世界平和と戦争関係犠牲者の菩提を弔い、その菩提を祈り
南方諸島に向けて建立されし立像で御座います。
(作 福崎日精仏師)
それでは皆様奥之院を後に、
下ってきた参堂を観音様への分岐へと、
戻りましょう、足元はコケで
滑りやすいですので
気をつけて御登り下さい。
分岐に戻られましたら、左方向への坂道を
登りますと、目指す観音様。
(世糧平和観音菩薩立像)の
御姿が目に入ってきます。